小山市の市制40周年を記念して選定された「おやま百景」に、当院の「枝垂桜」と「天井画」も指定されました。
当院の枝垂桜は、古木にも関わらず、春になるとたくさんの花をつけ、その様は本当に見事なものです。
百人一首の絵は本堂の格天井に描かれています。板は約60cm四方で白く塗られており、木肌の持ち味を生かしたのか40cm位の丸い円が茶色に残っています。歌はその中にあり、人物が鮮やかに彩られています。
百人一首といえば、普通、小倉百人一首を指します。「新古今和歌集」の選者の1人で鎌倉初期の歌人・藤原定家が百人の歌人の秀歌を一首ずつ選び出したものです。
龍が描かれた天藍の部分を除いて全部で55枚。香炉のすぐ上の絵は線香の煙で煤かけています。本堂の竣工が享保2年(1717)というからその古さがわかります。