法話

2012.05.16 住職の独り言

 5月6日の竜巻は、近くの真岡、益子町にも甚大な被害をもたらしました。
昨年の大地震以降、生活環境そのものを不安にさせる出来事が続いています。
 しかし仏教では、諸行無常といって自然などすべて「万物は変化の連続の中にある」と説いています。
 世の中 良いこともあれば悪いこともあり、どちらか一方が続くことはないのです。 平穏に何事もなく衣食足りて一生を終えることができるなはずもなく、必ず波風の立つときがあります。しかし、人間は、いつもそれを乗り越えてきているのです。
 昇り調子の時は、「こんなにいい調子、いつまで続くだろう」と自省し、どん底の時は「冬は必ず春となるの譬えのように道は開ける」という信念が肝心です。

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